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編集長のブログ

春一番


2月も3月も毎日の業務をこなしている内に、あっという間に過ぎた。

その間に、春一番が吹き、桜の開花予想も始まった。

arc14号の企画案はいつも頭の中にあるが、なかなか形にならない。

13号で、『arc世界連邦政府憲法 試案』を作成してから、現在の世界の状況が今まで以上に心に圧し掛かる。新聞やテレビなどで報道される日々のニュースの背景にあるものが闘いを迫ってくる。激動の時代だからこそ変化を拒むものの意思も強烈であり、変化を望むものの、実体化されていない夢の危さの先にあるものも予見できる。

そのような日々のなかで、レイラインの新しいウェブが「志願兵たち」によって完成しつつある。これもまた小さな夢の実現の作業であるが、それぞれがどのような当事者感覚を持ってこの夢を形にさせるのかは、参加する個々の意識に関わる問題であり、この「当事者としての本気度」がひとつひとつの作業に反映され、ウェブの質と完成度も決定される。

単なるビジネスであれば、金で個々の才能を買うこともできる。しかしだからといって、支出に見合った作品ができるとは限らない。むしろ、「この程度」の基準が、かけた費用で設定され、ステレオタイプの作品になる場合が多い。飛躍するようだが、国の運営も、自治体の運営も予算を大幅にアップさせたからといって「国民」を満足させるとは限らない。個々が関わるその場所で「当事者」としてどこまで「本気度」を発揮できるかによってすべては決まる。

ある意味お金で動くことは簡単だ。別に「当事者感覚」など求められることもめったにない。習い覚えたノウハウで仕事の時間を埋めていきさえすればそれで合格ということになる。しかし、何かの夢に向かって、たとえささやかなことでも本気で実現しようと思えば、そこには限界はない。あるとすれば自分が設定した限界であり、壁だ。誰に対しての弁解も通用しない。弁解するとすれば、自分に対しての弁解であり、それは自分に自分で×を書くようなものだろう。

報酬は、目に見えるものではないが挑戦した当事者のみが知る達成感と他者のために分かち合うことのできたもの、新たな仲間の獲得と生きることの中味の充実度であり、わずかな一歩を自分が勝ち得たことに対する自信。何かの資格試験のような「認定書」はもらえないが、他者による評価以上のものが自分のなかにたまってくる。

認定書や金や目に見える形で今の世の中で価値付けられていないもの、そういうもので個々人のなかに蓄積される実体のある自己承認のエネルギーの密度、そのようなものがこれから先の世界に風穴を開けていく気がする。 

            


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●arc世界連邦政府憲法 試案
●arc THE CONSTITUTION OF
THE UNITED WORLD GOVERNMENT
TENTATIVE PLAN
●arc世界連邦政府憲法
試案/Q&A



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