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“負けない智恵子さん”からのメッセージ!


arc16号で「負けない智恵子さん!」(arcな人々148ページ)という記事を掲載した。読んでいただいた方も多いと思うが、簡単に彼女のことを紹介する。
彼女は現在の韓国ソウルで無事産まれたが、敗戦後日本に引き上げる途中の混乱のなかで首などに損傷を負い、脳性小児麻痺となった。当時は脳性小児麻痺という病名が一般に認識されていなく、あちこちの病院をまわり、母親の懸命の努力もあり、小学生のころにはなんとか歩けるようになった。
私と彼女は高校で同級となり、そこで、学校の大階段を這いつくばって登っていく彼女の姿に深く心を揺さぶられた。言語も不鮮明であつたが、頭は良かった。それから、お互いの人生はまるで違う道を歩み、50年を隔ててまた巡りあった。
私の彼女に対する好意はまだ心の中に強く残っていて、多分それは彼女も同じだったと思う。再会した彼女は、夫を亡くし一人身。北九州の小倉で車椅子に頼る日常ながら、時折川崎にも出向いたりして元気に暮していた。
そんな彼女との交流のなかで『ハラハラ、ドキドキなぜ歩くの智恵子さん』(レイライン刊)という著作も生まれた。
この3年ほどは、負けん気の強い智恵子さんにとって、人生何度目かの大きな試練の年になった。
「もっと良くなりたい」と考えて左足首の手術を受けたが、担当医、看護師などにめぐまれず、意思が伝わらない。いつも経験することであったが、病院の患者に対するマニュアル化、パターン化が進み、同じような病気、あるいは年齢でも、個別的に事情がまるで違うということに対応できない。パターン化されたら個性の強い智恵子さんはアウトである。そうなると病院という場所は彼女にとっては地獄と化す。
昨年そのような状況をやっと抜け出し、自宅に戻れたが、病院での過酷な毎日の中で、彼女の手や足の状態は以前より悪くなり、生きがいだったパソコンに向えなくなった。
介護保険では、彼女に見合った車椅子は適用外で費用は出ない。
かてて加えて、手や足を使ったパソコンは国から支給されるが、彼女のように手足以外の目を使用したパソコンは支給の対象外だという。
そのような状況に置かれた彼女が私にメッセージを送ってきた。“私のような障害者を助ける手立てを教えて欲しいと!”
国が定めた制度を変えるのは並大抵ではないと考えるが、個別の事案に対して、実情に合わせた制度改正で、補助金を支給するなどできるのではないかと思う。
どうか、関係者の皆様、宜しくお願いします。


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