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編集長のブログ

河原理子著『戦争と検閲』(岩波新書)


久しぶりに読みごたえのある本を読むことができた。著者と知り合いということもあり、購入したのだが、期待以上、予想以上の内容であった。本の正式な題名は、『戦争と検閲-石川達三を読み直すー』である。仕事のわずかな合い間に手に取ったが二晩かけて一気に読了してしまった。石川達三の「生きている兵隊」という小説をめぐる、戦時体制下の出版社、編集者、そして著者の内務官僚・役人・特高警察との壮烈な闘いが丹念な取材を下に描かれている。読み終わってこれはどこににでもどこの時代にもある話だと、著者の想いに深く共感した。それほどにこの世に生きている人間は変わっていない。そして体制という摩訶不思議な内部構造も意識も同じである。だとすれば法律で彼らの手足を縛るしかないが、その大事な、しかも国の最高法規である「憲法」の条文まで、勝手な解釈で空文化しようとする輩が政治権力を握っている。低投票率を背景にして、選挙に勝ったからと言って、「この際、どんな法案も通せる」と強気、横暴、目に余るほど理不尽な状況が日本の政治の現場にある。著書もマスメディアの一員である。これを書き進んだときの気持ちが痛いほど理解できる。著者とともに諦めずに「時代そのもの」、その「政治そのもの」とと向き合っていくしかない。


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