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編集長のブログ

凌ちゃん


「凌ちゃん」という友だちがいた。20代のころに知り合って、途中10年くらいは途切れがちになった交流であったが、彼女が「ボヘミアン」という店を開いてからは、年数回は店に通っていた。その「ボヘミアン」も15周年を過ぎ、最近の凌ちゃんからくるメールには、肝臓の癌が再発したらしい様子が綴られていた。昨年末、凌ちゃんと潤ちゃんと私で凌ちゃんの快気祝いをやった。いつの間にか癌が消えたというので、剣菱の樽酒をそれぞれ四・五合は飲んだ。楽しい酒だった。潤ちゃんは元学生運動の闘士で今はさる大企業の役員。凌ちゃんが一番大好きな男である。

そんなこんなで、凌ちゃんはまだ大丈夫だろうと思っていた。

しかし5月24日の夜に彼女と知り合ったころの夢を見て、翌日凌ちゃんにメールを送ったらパートナーのKさんから凌ちゃんが危ないと返事がきた。

そして、5月26日に凌ちゃんは亡くなった。

今年に入り、知り合いの訃報が相次いだ。

しかし、凌ちゃんの訃報はなにか特別のものだった。私がarcを創刊して以来いろいろな形でずっと応援してくれた。表面的なものの見方は違っていても20代で出会ったころの友情はけして変わることがなかった。ときにおかしく!ときにとんでもない勘違い!

でも、それもこれも気にならない得がたい友人!それなのに通夜・告別式と出席しても、なにか実感が湧いてこない。

私と潤ちゃんは、通夜の後で凌ちゃん行きつけの店を梯子して結構な酒を飲んだのだが、私は全然酔えない。潤ちゃんは少し荒れた。

私も酔って向こうに行ってしまった凌ちゃんに少しくらい言いたい放題したかった!しかし、いくら酒を飲んでも酔えない!どうしても実感が湧かない!寂しくない!

そう、凌ちゃんは、ここに書ききれないほど数奇な生の道を辿った人であった。

そだから、いつかまた、凌ちゃんのことは別の形で書こうう・・・。

 「風月迦凌妙詩信女」凌ちゃんの友だちの若いご住職がつけた戒名である。凌ちゃんは5月17日に「退院したら沖縄にみんなで旅行に行こう。もう予約もした」と潤ちゃんや若いご僧侶にも病院からメールを送っていたらしい。

ちなみに「風月」とは、「ボヘミアン」という意味だという。


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