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編集長のブログ

「塩釜」と「ひもかわ」


年末に群馬の友人から「ひもかわ」を、仙台に住む友人から「塩釜」を贈っていただき、初めて食した。どちらも古くからある地元では知られた味らしい。「ひもかわ」は久路保山荘、「塩釜」は丹六園だ。結論だけ書くとどちらも私にとっては極上の味であった。「塩釜」はほのかに深みのある甘さ、「ひもかわ」はそのなんともいえない繊細な食感、どちらも作り手の人格まで伝わってくる。こういうものを食べていると「ほのかににんげんのよさ」をまるごと肯定したくなってくる。

飛躍するようだが、食であれ、なんであれ「粗雑でこころのこもらないもの」は「にんげんの関係を壊していく」だから、楽しい世の中を作りたいと思うなら、まず自分が「こころをこめたもの」を人に渡していくしかないだろう。自戒をこめてそう考える。

 ところで、1月16日の朝日新聞朝刊に「物理の根幹、新たな数式」という記事が掲載されていた。このまえのブログ(『量子の海、ディラックの深淵』)でディラックに触れたばかりなので、不思議だった。記事中にはディラックの名前は引用されていなかったが、「不確定性原理」の原理を示す数式に修正を迫る名古屋大の小澤正道教授の予測が、ウィーン工科大の長谷川祐司博士の実験によって確認されたとあった。この中性子のスピンの運動を最初に予測したのがディラックだった。しかし当時は記事中にあったハイゼンベルクなど多数の物理学者が入り乱れこの「量子力学」の新たな地平を開こうと必死であった。そこでの個性の違う人間同士の軋轢、友情などが圧巻なのだが、戦後、ディラックは政治信条からでなく、かつてナチ党員であったハイゼンベルクの窮地を救うべく奔走する。自閉的でディスコミニュケーションの権化のように思われていたディラックだったがそうでない一面を示す逸話のいくつかも上記の本にはあった。


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