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編集長のブログ

師走の「丸善丸の内本店」に行く


12月のある日、東京の丸善丸の内本店に行った。木枯らしの吹く寒い宵の口。しかし店内は明るく、暖かく賑やかだった。クリスマスも正月も間近とあって本以外にもそれらに関係するグッツなどがあふれている。平積になった『ケインズとハイエク』を横目で見て、エレベーターで4階に上がる。頭の中に「通貨」の一文字が浮かんでくる。そういえば、浜矩子さんがケインズが世界通貨に準じるものを構想していたとどこかに書いていた。無論今日の「通貨差益」という歯止めなき事態を予想していたからである。

このところずっと考えていた「自由主義経済の暴走をどのようにしたらコントロールできるのか」という問題と、日本における戦後統治の問題、そしてホロウエイも書いていた民主主義下における代議員制の問題、既得権を持った人々と官僚たちの癒着などにより腐敗の構造がいっこうに改まらず一般の国民に不利益を与えていることなどが頭のなかをよぎる。民主主義は民が育てていかなくては、とんでもない怪物に変わる可能性がある。

そして、「ふつうの人々」はこの統治機構のなかで、「前近代」ともいえる暮らしをしているのではないか、など、など。

書店の醍醐味は「本のタイトル」からでも刺激を受けて、頭が活発に思考しはじめることだ。それにしても、未だ(ケインズか…)とも思う。一方で(真摯な思考は何度読み直されても必ず新たな発見があるはず)とも思う。

4階に着いて、「松丸本舗」のコーナーに行く。書店員の意匠の限りが尽くされていて、圧倒される。小川洋子さんの「偏愛短編箱」という文庫があり、手にとる。一番目に内田百閒の「件」が選ばれている。さすが!。

それから、同じ階にあった喫茶店に入る。私の「偏愛する喫茶店」の部類に入る感じの良い喫茶店だ。しかし、今年一杯で禁煙になるらしい。「近代国家なるものの全世界的風潮」といえども至極、至極残念!と思う。


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