文字とデザインにこだわる、それがレイラインパブリッシングです。 スタッフの鋭敏な感性と豊かな想像力で1冊1冊の本を大切に作り続け、読者にお届けします。ただ今10月11日発刊arc15号購読受付中


ホーム >> etc, 編集長のブログ >> 岡本敏子さんと、「カナリアが世界を変える」。

etc, 編集長のブログ

岡本敏子さんと、「カナリアが世界を変える」。


6年前、岡本敏子さんのインタビューをarc6号に収録した。テーマは、「カナリアが世界を変える」。敏子さんは、開口一番「これとてもいいテーマよ」と言ってくださった。

そのインタビューは、さるレストランで敏子さんの大好きな赤ワインを酌み交わしつつ、3時間以上続いたが、そのなかで、敏子さんは高齢者や障害者といわれる人々を「年齢」や「障害」という囲いのなかに一括りにして取り込もうとしている人の魂胆を、強い口調で「それは、凶悪な想念ですよ」と言われた。

今朝、それが脳裏に甦ってきた。「凶悪な想念」。だが多くの人々は自分が「凶悪なる想念」を持って事を成しているとは、露ほども考えていないだろう。カナリア的鋭敏な感性を持っている人間は、そのようなことを察知し傷つく。かくして、坑道の入口でガスを吸い込んだカナリアは死んでしまう。

しかし、このような鋭敏な知性と感性を持った人々が強靭にならなければ、世界は変らないというのがこのインタビューの主張であった。

昨今、露ほども自分の内にある「凶悪なる想念」を感じない人たちが、様々な国の制度作りに関わっている。皆、肩書きだけは立派であるし、いかにも,もっともらしい御託を専門的知識を交えつつ述べ立てる。しかし、相変わらず「カナリアがいない」、「カナリアが少ない」。なぜ、個々まるで違う「高齢者」や「障害者」を同じ言葉で一律に括ることが、「凶悪な想念」と言われるほど罪深いことなのか、そのことに思い至らない人が、この度の大災害の復興プランなどに関わることは、さらにこの国を奈落に落とすことになる。


コメント

●arc世界連邦政府憲法 試案
●arc THE CONSTITUTION OF
THE UNITED WORLD GOVERNMENT
TENTATIVE PLAN
●arc世界連邦政府憲法
試案/Q&A



新刊案内

2015.10.7 arc19号発刊!
arc19 2014.10.7 arc18号発刊!
arc18
2013.10.13 arc17号発刊!
arc17
2013.5.30
 『ハラハラ、ドキドキ、
 なぜ歩くの、智恵子さん』
 発刊!
arc15
2013.3.21
『進化する政治経済学』発刊!
arc15
2012.10.12 arc16号発刊!
arc17